長崎➡熊本➡江東病院。東京という土地で最初は戸惑うも、自分を見失わず一直線に走ってきた1年半を振り返って。実直の「モリグ」に、江東病院での研修について聞いた。【※インタビュー時期:平成30(2018)年11月】
▶江東病院での研修について聞かせてください
当院の研修の特徴は市中病院ならではのcommon deseaseが多いことがあげられます。将来どの専門医になっても出会う疾患なので、初期研修のうちに多くの症例を経験できるのは当院の魅力かなと感じます。また、指導医と二人で担当患者を持つことが多いのですが、治療経過をみながら自分で必要な検査をオーダーしたり、それをもとに治療方針を考えたりと自分で患者の治療をしている実感がとても強いです。
▶研修医とコメディカルとの関係はどう?
286床の中規模病院であるため、どの病棟の看護師さんとも顔見知りになります。みなさん明るくて元気な方が多いため病棟はいつも活気があり、研修医が当直明けなどで疲れているときは「先生元気出して!」と優しく元気づけてくださいます。僕はまだまだ未熟なため叱咤激励されることがしばしばですが、みなさんに助けられています。
▶指導医の先生は?
これは病院見学の際から感じていたことですが、指導熱心な先生がとても多いです。自分から疑問をぶつけていくと、納得いくまで議論に付き合ってくださることもあります。また、当院ではCV挿入や胸腔穿刺など様々な手技をする機会が多いのですが、基本的に横で見守って下さるし、終了後には手厚くフィードバックまでしていただけるのでめきめき上達します。
▶初期研修修了まであと半年だが
僕は将来は消化器内科に進む予定なのですが、3年目からはすべての医療行為を自分の責任で行うことになります。この1年半で様々な診療科をまわり経験を積んできましたが、一人立ちする自信は正直なところまだありません。残りの半年間で出会う症例の一つ一つと全力で向き合い、学ぼうという姿勢を崩さないように頑張りたいと思います。
基本的なことを網羅し、指導熱心な医師が多くいることが決め手となった初期臨床研修先選び。それが間違っていなかったことを実感し、病院を利用するくらいの気持ちで成長したモリグ。その背中は必ず伝わる。
▶Profile 森口 義亮
1992(平成4)年生まれ。長崎県長崎市出身。熊本大学医学部卒。リーダーとして試行錯誤しながらも自分らしく研修医をまとめ、今ではその顔に自信がみなぎり一回り大きな「モリグ」に。テニスとゴルフに興じるスポーツマンな部分もあり、見た目からは想像できない(かもしれない)タフさも持ち合わせる。とにかく真面目なその素顔は、関わる全ての人に勇気と元気を与えるナイスガイ。
▶研修医宛の電話・メール等について、研修に無関係と判断できる場合や、大学名や病院名等をかたってのセールス電話・メール等は、研修に支障をきたす可能性があるため対応できません。ご了承下さい。
▼病院概要
診療科 :26科
病床数 :286床
外来患者数:847人/日
付属施設 :江東病院附属 在宅診療所
東京綾瀬腎クリニック
たんぽぽ[訪問看護ステーション]
かがやきライフ江東[介護老人保健施設]
サンライズ[認知症高齢者グループホーム]
※概要詳細は江東病院ホームページでご確認ください